国民健康・栄養調査によれば、日本人の成人10人に1人以上が糖尿病患者さんです。さらに、将来糖尿病になる可能性の高い、いわゆる予備軍も大変な勢いで増え続けています。
少しぐらい血糖値が高くても、症状はほとんどありません。しかし、そのような状態が長く続けば、知らないうちに全身の血管や神経が傷つき、腎臓や網膜をはじめとする大切な臓器の働きが徐々に損なわれていきます。
糖尿病は「ありふれた病気」だといえますが、「放置すると様々な合併症を引き起こす怖い病気」でもあるのです。
新しいタイプの血糖降下薬(インクレチン薬)や使い勝手のよいインスリン注入器が次々に開発され、糖尿病の治療は近年大きく進歩しました。
また、血糖値が上がる原因や合併症の程度は1人ひとり異なり、患者さんごとに最も適した治療法や管理目標があることもわかってきました。
複雑化した糖尿病診療を円滑に進めるため、当院では糖尿病内科を開設しております。
初めて診断された患者さんはもちろんのこと、血糖コントロールが悪化した方や合併症が進んだ方に対しても、専門外来や教育入院などを通じて病状の改善を図ります。
さらに、豊富な知識と経験を持つ医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士が連携し、糖尿病教室などを通じてそれぞれの立場から療養を支援しています。
「ブルーサークル」はThe diabetes pinと言って、 HIV/AIDSのレッドリボンと同じように、糖尿病のシンボルマークです。 |
開催日 | 内容 | |
第1回 | 平成25年 4月27日 | 糖尿病とは / 糖尿病の検査 |
第2回 | 平成25年 5月25日 | 食事療法の大切さ / 食事療法の実際 |
第3回 | 平成25年 6月22日 | 運動療法の効果 / 運動療法の実際 |
第4回 | 平成25年 7月27日 | 薬物療法の進歩 / 薬物療法の実際 |
第5回 | 平成25年 9月28日 | 慢性合併症 / フットケア |
第6回 | 平成25年 10月26日 | シックデイと低血糖 / 健康チェックのすすめ |
第7回 | 平成25年 11月30日 | 糖尿病と慢性腎臓病 / 腎臓を守る食事 |
第8回 | 平成26年 1月25日 | メタボリックシンドローム / 寝たきりにならないために |
第9回 | 平成26年 2月22日 | 糖尿病と神経障害 / インスリン ~実際にさわってみよう~ |
第10回 | 平成26年 3月22日 | 糖尿病と動脈硬化 / 続けよう!フットケア ~マッサージの実際~ |
開催日 | 内容 | |
第1回 | 平成26年 6月7日 | 糖尿病といわれたら |
第2回 | 平成26年 8月2日 | 糖尿病と食事 |
第3回 | 平成26年 10月4日 | 糖尿病と運動 |
第4回 | 平成26年 12月6日 | 糖尿病のくすり |
第5回 | 平成27年 2月7日 | 糖尿病の合併症① ~腎臓・眼・神経~ |
第6回 | 平成27年 4月4日 | 糖尿病の合併症② ~動脈硬化と口腔ケア~ |
開催日 | 内容 | |
第1回 | 2023年 8月19日 | 糖尿病の食事・運動療法 |
第2回 | 2023年 10月21日 | 糖尿病の薬物療法 |
第3回 | 2023年 12月16日 | 慢性腎臓病(CKD)の食事療法 |
第4回 | 2024年 2月10日 | 糖尿病と慢性腎臓病(CKD)に使われる薬のお話し |
第5回 | 2024年 3月16日 | 糖尿病・慢性腎臓病の悪化防止のためのワンポイントアドバイス |
開催日 | 内容 | |
第1回 | 2024年 5月18日 | あなたの足は大丈夫ですか?~糖尿病の怖い合併症~ |
第2回 | 2024年 7月20日 | お薬による腎機能低下について ~暑い日に注意して欲しいお薬があります~ |
第3回 | 2024年 9月21日 | 糖尿病が招く病気とそれを予防する食事 |
第4回 | 2024年12月21日 | 尿病の合併症 ~糖尿病から目と歯を守りましょう~ |
第5回 | ||
第6回 |
平成25年4月より神戸市におきまして、「より多くの糖尿病患者さんに元気で長生きしていただくこと」をスローガンに神戸糖尿病地域連携パス(愛称「kobe
DM net」)の運用を開始することになりました。
神戸市内の29病院がパスを受け入れる基幹病院となっており、住吉川病院もそのひとつです。
実際の運用方法につきましては、神戸市立医療センター西市民病院のサイト「診療科の紹介(診療内容)」をご覧下さい。
神戸市立医療センター西市民病院のサイト
https://nishi.kcho.jp/annai/shinryoka/tonyobyo.html